会長あいさつ

宮城県PTA連合会

第30代会長 杉山 昌行

 

『3つの「CH」』

昨年度にひき続き宮城県PTA連合会の会長を務めることになりました。新年度もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、5月から元号が変わり令和となりました。私たちは、まさに時代の変わり目のこのタイミングでPTAに携わっているわけですが、私はこれを偶然と考えず、ある使命を与えられた名誉ある必然と捉えることにしました。新しい時代の後輩たちや子どもたちのためにやらなければいけないことがあると気がついたからです。

余談ですが、振り返りますと私はさまざまな不思議なタイミングでPTAに携わっています。東日本大震災が起こった時点で幼稚園の会長を務めておりました。そしてその年の4月から中学校の会長と石巻市PTA協議会の理事に就任しました。その後市P協の会長となり宮城県PTA連合会に関わるようになって今に至るわけですが、その間、ローテーションで研究大会石巻大会が回ってきて実行委員長もさせていただきました。長女の通う高校が統合する年に高校の会長をし、校旗降納式も経験させていただきました。そして、平成の最後であり、創立70周年にあたる年に当連合会の会長になり、平成最後と令和最初の会長という栄誉をいただきました。そのたびに私は不思議な縁を感じ、何らかの使命を見えない意志によって与えられたのだと思うようになりました。

さて、話を戻しますが今回の使命「後輩たちや子どもたちのためにやらなければいけないと思ったこと。」についてですが、それを3つの「CH」と呼ぶことにしました。

まずCHOICE。今まで行ってきたことを見直して取捨選択し、残すべきものは残し、必要のないものは思い切って止めるという選択です。昭和から平成に変わったとき、この国はこの「選択」を誤ったのではないかと思うことが時々あります。確かに便利になりましたが、それと引き換えに大切なものを失ったような気がするのです。私たちはこの最初の選択を誤らないようにしなければいけません。

次にCHANGE。選択したうえで残したものもそのまま踏襲していくだけでなく、見直して進化させていくということです。物事の改革のためには発想の転換も必要になります。ただ続けていくという思考停止状態だけは避けなければいけません。

そして最後にCHALLENGE。時代の変化、社会情勢の変化、子どもたちを取り巻く新しい状況に対応して私たちも新しい取り組みに挑戦していかなければいけません。昭和から平成に変わりデジタルやITの氾濫、プライバシー優先、個人主義などという社会状況になり、いじめや不登校も増えました。令和が今からどんな社会になって行くかわかりませんが、私たちはアンテナを高くしてこの変化を敏感にキャッチし、対応していく必要があると思います。

これから長く続く令和の時代のスタートとして、各種事業や組織運営についてこの「選択」と「変化」と「挑戦」を念頭に置いて検討を重ね、良い形でこの県P連を後輩たちに引き継いでいきたいと思っています。

東日本大震災の影響ばかりではなく、様々なことが原因で子どもたちが心に抱える問題は多種多様を極めており、しかも虐待や育児放棄などをはじめとして親や大人が原因で傷つく子どもたちも少なくありません。私たちはPTAとして、全ての子どもたちを守るために何ができるか、一人一人が真剣に考え、社会や行政に対し働きかけていくことが求められていると感じています。

このように外向きの取り組みにもチャレンジしながら、「いじめゼロ」や地区PTAへの支援なども引き続き継続しつつ、財政的なことやシステム的なことは見直して改革していく令和元年でありたいと考えています。

私事ですが、私の末娘が今年中学3年になり、長かったPTA活動も今年で最後になりました。もう今では趣味のようになっているPTA活動があと1年で終わると思うと、今から少しさみしくなってしまいますが、来年の今頃やり残したことが無いように、悔いの無いように全力で臨みますのでよろしくお願いいたします。

 

令和元年5月

宮城県PTA連合会 会長 杉山 昌行