会長あいさつ

第29代会長

第28代会長

 

日頃、県内PTA会員皆様には当連合会の活動にご理解とご協力を賜り組織を代表して厚く御礼を申し上げます。

私は平成28年度、宮城県PTA連合会の会長に選任されました菊田篤です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、今年3月に開催された一億総活躍国民会議において、タレントママの菊池桃子さんよりPTA活動のあり方について問題提起されました。この内容は強制的活動のあり方について言及したもので、PTA組織の存在自体を否定したものではないと認識しています。そもそもは「できる人が できる時に できる事をする」のが活動の基本だったはずです。行き過ぎた面は反省しながらも、改めて「一人は万人のために、万人は一人のために」の相互扶助の精神を念頭に活動して行かなければならないと思っております。しかし、この内容を受けて「PTAは不要だ」、「PTA活動はいらない」等の組織批判とも受け取れる報道や意見も多く出されました。「仕事が忙しい」、「自分の時間が無くなる」、等の理由であるとの認識をしております。あえて反論するならば、例えば、しょうがいを持つ子どもの親の組織において、我々は活動しなくても良い、こんな組織はいらない等、そのような意見は今まで一言も聞いたことがありません。仕事が忙しいことや自分の時間が失われる等の意見も殆んど聞かれません。自分の時間より子どもの幸せを願って活動されております。しょうがいを持つ子どもたちが自立を目指し、生き生きと暮らせる社会を築いて行こうという気持ちがヒシヒシと伝わる人たちばかりです。まさしくPTA組織を批判する方々とは問題意識が全然違うのだと感じております。しょうがいのある子はしょうがいある子、普通の子たちはまた違うと言い切れるでしょうか。子どもたちを取り巻く環境は、いじめやネット環境、震災や統合などによる学校環境の変化、個々にも子どもたちなりに様々な問題が立ちはだかっております。親として充分に問題意識を持つべきだと感じております。これらの問題に対し、子どもたちが健全に成長出来るよう社会環境を改善して行くことは学校や行政だけで成し得るものではありません。我々PTAの会員がこれらの問題を認識し組織の力を結集して学校・家庭・地域・行政を繋ぎ社会環境を良い方向に改善して行くことがPTA組織の役割だと認識しております。

また、先日開催された教育関係者の意見交換会でのことです。毎年多くの新卒者を採用する会社の社長であり教育委員も務められる方よりこんな意見が出されました。「石の上にも3年という言葉があるが、最近は継続する子、頑張る子、粘り強い子が少なくなった。頑張れず仕事を辞めてしまう子が多くなっている。自分たちが子どものころは理不尽なことがいっぱいあった。しかし、今は親がそのことを排除してしまう。子どもに試練の機会がない」との話でした。確かに自分たちも子どものころは理不尽と感じることが沢山あり、悩み、それを自分なりに消化出来て初めて成長出来たのだと感じています。だからと言って親が何もしない方が良いと言うのは論外です。親は子どもの成長過程においてその子どもが大地にしっかり自分の根が張れるように見守るり育てることが大切なのだと改めて認識させられるお話です。

平成28年度、宮城県PTA連合会は、「地域ぐるみで育てよう、心豊かでたくましいみやぎの子」をメインテーマとし活動して参ります。これは地域、学校、家庭、行政を繋ぐPTA活動の推進と子どもたち自身の自主性や主体性を伸ばせる環境を整えるPTA活動をして行くことだと認識しております。未来を担う子どもたちの為に何が出来るかを考え、「できる人が、できる時に、できる事をする」を基本とし、共に活動して参りましょう。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成28年6月

宮城県PTA連合会 会長 菊田 篤