富谷黒川大会実行委員長 御礼のことば

富谷黒川大会実行委員長 佐藤 純一

 この度は第55回日本PTA東北ブロック研究大会富谷黒川大会に東北各県及び仙台市から予定よりも多くのPTA会員や関係者の皆さまにご参加をいただき心より感謝申し上げます。
 富谷黒川地域は宮城県仙台市の北隣にあり、宮城県のちょうど真ん中に位置するため、仙台市のベッドタウンや工業等の流通の利便性から発展してきた地域であります。大きな観光資源がないために他地域との交流は少なく、このような機会で東北各地の方々に富谷黒川地域に足を運んでいただいた事は、それだけでも成功したと感じています。
 本大会では、昨今の様々な課題や問題点について、5つの分科会に分かれて課題解決に向けた講演やパネルディスカッションを行い、PTA会員相互の意見交換を行うことが出来ました。これからも続くPTAとして、親として、そしてひとりの人間として意義のあるテーマについて話し合い、それぞれに参加した皆さまにとって有意義な大会になったと自負しております。このことは本大会のスローガンでもある『東北一心とうほくいっしん あらたな時代じだいへ 一期一笑いちごいちえ ~未来を切り開け!持続可能な地域づくり・PTAづくり~』にもつながっています。日々成長していく子供たちが過去の様々な出来事から学び、持続可能な社会を意識しながら未来へ進んでいけるように、家庭と学校と地域が三位一体となって望ましいPTA活動を続けていけるような富谷黒川地域らしい分科会にすることが出来ました。
 全体会についても、元バドミントン選手の髙橋礼華氏を迎え、記念講演では「夢を実現させる3つの方法」と題して、努力によって夢を実現させてこられた幼少期からの選手人生の話を聞くことができました。スポーツ少年団や部活動などスポーツに携わる者だけでなく、ひとりの親として子どもとの向き合い方にもつながる貴重な講演を聞くことができました。
 全体を通して、それぞれの市町村の特徴が感じられるように実行委員会一同「おもてなし」の精神をもって、地場産品も含めて皆さまに楽しんでいただけるように準備してまいりました。全体会の日はあいにくの天気になってしまいましたが、参加した皆さまとの一期一会を大事にしつつ、最後には一期一笑になって笑顔でお帰りいただけるような大会になったのではと考えています。
 最後になりますが、第55回日本PTA東北ブロック研究大会富谷黒川大会開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、東北各県及び仙台市よりご参集いただきましたPTA会員の皆さまのますますのご健勝と、新しい時代を生きる子供たちの明るい未来の創造に向けて学ぶことができたことに感謝申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。

東北ブロックPTA協議会会長 御礼のことば

東北ブロックPTA協議会
宮城県PTA連合会   
会長 浅野 直美

 令和5年10月14日、15日、第55回日本PTA東北ブロック研究大会富谷黒川大会「東北一心とうほくいっしん あらたな時代じだいへ 一期一笑いちごいちえ ~未来を切り開け!持続可能な地域づくり・PTAづくり~」を開催いたしました。東北各地または全国より1,400名ほどのPTA会員の皆様にご参集いただき、深く感謝を申し上げます。
 また、大会開催に際しましては、PTA会員のみならず、教育機関をはじめとした各方面の皆様に多大なるお力添えを賜りましたことに、心からの御礼を申し上げます。多くの皆様のお力があってこそ大会が開催できましたこと、改めて有難く思う次第です。
 14日は5つの分科会ではそれぞれの特色を活かした研究内容と討議の視点が伝えられ、現在の教育課題に対する学びを深め、共に解決策を追求する場となりました。15日の全体会では記念講演に2016年リオデジャネイロオリンピックにおいて、日本のバトミントン史上初となるオリンピック金メダルを獲得した元バトミントン選手の髙橋礼華さんを講師にお迎えいたしました。「夢を実現させる3つの方法」と題し、髙橋さんの体験を元にした講演内容は大変に興味深く、参加者皆様が熱心に聞き入られる様子を拝見いたしました。分科会及び全大会の2日間で、参加者皆様と学びを深める機会を提供できたことと思います。
 さて、近年の子どもたちを取り巻く環境は、生活様式の多様化や人口減少、地域によっては学校の統廃合といった身近な生活に関わること、ICT環境の整備、情報化社会の加速といった大きな社会変容の中にあり、少なからず影響を受けているものと思われます。しかし、どの様な状況下であっても、未来をまっすぐに見つめ逞しく生きる現在の子どもたちの姿があります。私たち大人も、子どもたちの素直に生きる力強い姿から学ぶことが多くあるのではないでしょうか?私たちが地域や社会に育まれ成長して来たように、次は私たちが未来を担う子どもたちに郷土愛を培う心を繋いでいく番です。
 「東北一心とうほくいっしん」心を一つに、互いに手を取り合い、日々成長する子どもたちのために力を合わせて行けるよう、引き続き尽力して参ります。本大会が、皆様のPTA活動の絆をより一層深める後押しとなれば幸いです。子どもたちを中心に大人も笑顔で育ちあえる輪が、東北から日本全体に広がることを願っております。
 結びに、本大会を支えていただきました日本PTA並びに東北ブロックPTA協議会の皆様、本大会運営に多大なる尽力を頂きました宮城県PTA連合会会員の皆様と、お支えいただいておりますご家族皆様の今後のご多幸を祈念するとともに、本大会へのご支援に衷心より感謝の意を申し上げ、大会開催の御礼といたします。