大会宣言

 東日本大震災から12年が経過しましたが未だ復興は道半ばであります。さらに近年、新型コロナウイルス感染症の流行によって社会の有り様までが変容し、人と人とのつながりが希薄になり、閉塞感が広がりつつあります。そういった影響はPTA活動にもおよび、活動自粛や規模縮小をせざるを得ない状況が続いており、PTA活動自体の必要性を疑問視する声も聞こえてきます。しかしながら、このような状況だからこそ、日々成長する子供たちのために人々が協力し手を取り合い、絆を深めることが求められる時なのではないでしょうか。
 日々成長していく子供たちが過去の様々な出来事から学び、持続可能な社会を意識しながら未来へ向けて進んでいけるように、「東北一心とうほくいっしん あらたな時代じだいへ 一期一笑いちごいちえ ~未来を切り開け!持続可能な地域づくり・PTAづくり~」を主題として、第55回日本PTA東北ブロック研究大会富谷黒川大会を開催できることは意義あるものであります。
 この研究大会では、東北全体の絆をひとつにしながら、新たな出会いを新たな笑顔にできるように、皆さんといっしょに学ぶことができました。
 私たちは、家庭と学校と地域が三位一体となって、子供たちの明るい未来のために邁進していくことをここに宣言し、次のとおり決議します。

決議

一、私たちは、子供たちが明るい未来へ向かって進んでいけるよう家庭や学校、地域が協力しながら笑顔あふれるPTA活動を推進します。

一、私たちは、次の世代である子供たちへ郷土から培った心を伝承しながら、持続可能なPTA活動を推進します。

一、私たちは、人と人とのつながりを大切にし、考え方や価値観の違いを認め、他人を尊重して、お互いに信頼できる明るい社会を子供たちとともに創ります。

令和5年10月15日
第55回日本PTA東北ブロック研究大会 富谷黒川大会